「建築」がテーマのトークイベントが2月24日、秋田市文化創造館(秋田市千秋明徳町、TEL 018-893-5656)で開かれる。
1966(昭和41)年竣工の旧秋田県立美術館をリノベーションし、2021年から、アート関連イベントや市民交流スペースなどに使われる多目的施設として市が運営する同施設。「周辺施設などへの回遊を促す都市景観として優れていること」などが評価され、2023年6月、建築の保存・継承に取り組む「DOCOMOMO(ドコモモ)日本支部」が、秋田県内の建築物としては初めて「日本におけるモダン・ムーブメントの建築」に選んだ。
当日、DOCOMOMO理事の大宮司勝弘さんが、秋田市の穂積志市長に記念プレートを贈呈する。同施設館長で美術家の藤浩志さんと東北大学大学院教授で建築史家の五十嵐太郎さん、東京都墨田区で空間デザインなどを手がける会社を経営する田中元子さんの3人が、「建築を活かしたこれからのまちづくり」についてディスカッションを繰り広げる。
藤さんは「まちへの開き方を実践する上で『大切なことと絶対ダメなこと』を語ってもらいながら、当施設の可能性を模索していきたい」と話す。
開催時間は13時~15時30分。参加無料。