横手市内で営業していたラーメン店「Ramen Ao(アオ)」(秋田市川尻御休町)が8月10日、秋田市川尻エリアに移転開業した。
「Ramen Ao」店主の小野寺輝さんとスタッフの高橋誠さん
秋田県産食材をメイン原料に作るラーメン店として、1月に横手市内で開業した同店。常連客などファンも増えたが、5月27日に火災により店舗が半焼したことをきっかけに、心機一転、店主の小野寺輝さんの妻・愛理さんの出身地の秋田市に移転を決めた。
カウンター9席とテーブル8席を設ける新店舗で、自家製の平打ち麺に、県産地鶏や湯沢市産など3種類のしょうゆを使うスープを合わせる看板メニュー「醤油らぁ麺」(900円)などを提供する。サイドメニューは、肉飯・レアチャーシュー丼・チャーシューユッケ丼から選ぶ大盛丼セット(500円)やミニ丼セット(300円)など。
同店の開業以前、農業に携わった経験を持つ小野寺さんは「お客さまと生産者の橋渡しになればとの思いから、SNSを積極的に活用して情報を発信している」とし、「私自身が楽しみながら働く様子を伝えることで、新たなチャレンジに向かう若者の背中を押すことができるような店づくりができれば 」と意気込みを見せる。
「秋田市は、残さずに、たくさん食べてくれるお客さまが多い印象。女性や子ども連れのお客さま、横手でお世話になったお客さまの来店もあってうれしい」とも。
湯沢市のみそ・しょうゆ醸造元と横手市のジェラート専門店と共同で作るしょうゆ味のジェラートの販売も予定する。
営業時間は11時~15時。月曜・第3火曜定休。