金銀細工の復刻に取り組む横手市の職人グループが2月11日・12日、金銀細工のハタハタなど3点を秋田市で初めて展示する。
金銀細工で作る「なまはげ」の面がモチーフのオブジェ(関連画像)
伝統工芸・秋田銀線細工のルーツで、銀に加え金を素材に作る金銀細工。現在、手掛ける職人がいないことなどから、銀線細工職人らのグループ・クラフトドルフ(横手市)が「現代的なデザインを加えることで地元の観光コンテンツにできるのでは」と制作に取り組む。
初めて展示する金銀細工作品は、同グループメンバーの佐藤房雄さんと佐藤渉さん、佐藤光さんの3人が共同で作る縦45センチ・横25センチほどの「なまはげ」の面がモチーフのオブジェ、佐藤房雄さんが作る長さ26センチほどの「ハタハタ」のオブジェ、唐草模様の指輪の3点。JR秋田駅西口前芝生広場(秋田市中通2)に特設ブースを設けて展示する。
開催時間は10時~17時。
同日、三角形やハート型のペンダントトップ、かまくら型のイヤーカフスを作る銀線細工の制作体験会も開く。体験料は1万2,000円(材料費など含む)。体験会は事前の申し込みが必要。問い合わせは、同グループ(TEL 090-4555-2042)まで。