秋田市を拠点に活動する高齢者eスポーツチーム「マタギスナイパーズ」が、内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議(東京都千代田)が展開する表彰事業の一つに選ばれた。
地方創生の推進施策の一環として、地域課題の解決などに向けた企業や地方公共団体のデジタル技術を使う取り組みを表彰する同事業。「Digi田(デジデン)甲子園」と題し、応募事業の中から、有識者の審査とインターネット投票で優秀事業を選考する。
応募172件の中から46件の1つに選ばれたのは、「日本初のシニアeスポーツチーム」として、2021年9月、65歳以上のメンバーで立ち上げたeスポーツ事業。「高齢化の最も進む秋田県で、孫に一目置かれる存在を目指す」というメンバーの平均年齢は67歳。現在、65歳未満の「ジュニア」メンバーを含め、男女16人がトレーニングに励む。
eスポーツチームで広報を担当する根本圭子さんは「当事業が選ばれたのは、メンバーが真剣に取り組んできたことの成果。eスポーツだからできることを広く伝えられるよう、皆さんに応援いただければ」と話す。
現在、同事業ウェブサイトで、インターネット投票を受け付ける。2月24日まで。