秋田経済新聞の年間PV(ページビュー)ランキングは、飲食店の業態の転換や店舗の転用などを紹介した記事が上位を占めた。
ランキングは今年1月から12月15日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1. 秋田「塩ちゃんぽん」の人気店が33年の営業に幕(5/25)
2. 秋田に飲食新店「デリカトガクシ」 総菜のテイクアウト充実(6/29)
3. 秋田・休業中の居酒屋でクレープ販売 店主妻が生地にこだわり(3/29)
4. 秋田で北海道産小麦のカレーパンが人気に 東北初出店のベーカリーに行列(6/27)
5. 秋田の入浴宿泊施設が大幅改装 身近なワーケーション需要創出へ(4/8)
6. 秋田の老舗ラーメン店3代目店主が2号店開業、1カ月 新店限定メニューも(11/7)
7. 秋田のオムライス・フレンチトースト専門店が移転 家族連れ向け個室も(3/24)
8. 秋田・自衛隊通りのラーメン店が1周年 煮干し・豚骨・鶏油の特長生かす(4/22)
9. 秋田産野菜使う「サラダ」カフェ開業へ スムージー専門店の姉妹店(1/21)
10. 秋田の中華そば店が予約制の居酒屋営業 県内酒蔵29社の銘柄そろえ(5/13)
1位は、チャンポン店の閉店を報じた記事。市内の商店街から城東十字路近くに移転し、親子2代にわたり営業を続けてきたが、33年の歴史に幕を閉じた。
居酒屋が、総菜(2位)やクレープ(3位)のテイクアウト販売を始めたほか、居酒屋営業を始めたラーメン店(10位)など、業態を転換する飲食店の紹介記事も注目を集めた。
敷地を転用して開業したベーカリー(4位)や、仕事と休暇を両立させるワーケーション設備を充実させた入浴宿泊施設(5位)など、それまでの経営資源を転用する動きも多く見られた。
かつて、市内で多店舗を展開し、その後、保戸野エリアの1店のみで営業しいたラーメン店が一転して2号店を開業(6位)したり、広面エリアで営業していたオムライスとフレンチトースト店が旭南エリアに移転(7位)したりするなど、店舗物件の流動性が高まっていることを受けて新店を展開する飲食店や雑貨店も多く見られた。
営業に転機を迎えたり、業態の転換や資源の転用、店舗の移転など、市内の有為転変が目立つ1年だった。