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秋田で「暮らしの工芸品」展 県内工芸家13人が700点を展示販売

「暮しの彩り展2022」で展示販売中のアケビのつるなどを素材に作る籠

「暮しの彩り展2022」で展示販売中のアケビのつるなどを素材に作る籠

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 秋田県内在住の工芸家らの作品の展示販売会「暮しの彩り展2022」が5月25日、アトリオン(秋田市中通2)で始まった。

秋田市在住の鍛金作家・澤田石みきさんと作品群

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 秋田市や大館市、由利本荘市など県内在住の工芸家13人が、陶芸やガラス、七宝、漆芸など8つのジャンルの日用品やアクセサリー類など工芸品約700点を展示、対面販売する。価格は1,000円~10万円前後と幅広い。

 秋田市在住のつる細工作家・伊藤加代子さんは、アケビやクルミ、山ブドウなどのつるを素材に作る編み籠などの日用品を出展。オープンと同時に買い求めるファンが相次いだ。江戸時代の技法・緋銅(ひどう)を再現したという、同市在住の彫鍛金作家・澤田石みきさんが作る珍しいアクセサリーなどにも関心が集まった。

 漆芸家で秋田県工芸家協会(大町6)の会長の齋藤國男さんは「作品を手に取って、時間と手間をかけてものづくりに向き合う作家との会話を楽しんでほしい。日常で使うモノの魅力を身近に感じてもらえれば」と話す。

 同日来場した秋田市在住の女性は「初めて知る地元の作家たちに多く出会えた。制作工程の話が特に興味深かった」と話す。

 営業時間は10時~17時(最終日は16時まで)。入場無料。5月29日まで。

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