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秋田「塩ちゃんぽん」の人気店が33年の営業に幕

長く市民に親しまれた「ぱいたん倶楽部広面店」の塩ちゃんぽん

長く市民に親しまれた「ぱいたん倶楽部広面店」の塩ちゃんぽん

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 秋田市城東十字路近くのチャンポンとラーメンの専門店「ぱいたん倶楽部広面店」(秋田市広面樋ノ沖)が5月31日、閉店する。

「ぱいたん倶楽部広面店」店主の戸田知行さん

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 現店主の戸田知行さんの父・侃(なおし)さんが、1989(平成元)年、仲小路商店街に開業したラーメン店の2号店として、1997(平成9)年に開いた同店。商店街の店舗は17年ほど前に閉店し、両親と知行さんの姉と4人で広面店を切り盛りしてきたが、6年前に侃さん、4年前には母が他界。「メニューやレシピを大事に味を変えずに営業してきた」が、商店街の店舗の開業から約33年で暖簾を下すことを決めた。

 「こってりし過ぎないよう仕上げるため、仕込みに3日間かける」という豚骨スープの「塩ちゃんぽん」などが、市民に長く親しまれた。

 「両親との会話を楽しみに足を運んでくれる常連さんも多かった。私も名前を知らないお客さんとの会話が楽しくて営業を続けられた。塩ちゃんぽんが当店の看板メニューになったのもお客さんの支え。感謝の気持ちでいっぱい」と振り返る。

 営業時間は11時~14時30分、17時~20時(最終日は15時まで)。スープがなくなり次第終了する。

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