秋田のご当地ヒーロー「超神ネイガー」原作者の海老名保さんが、現在、クラウドファンディングを通じて活動支援を呼びかけている。
デザイン制作などを担当する高橋大さんらと立ち上げたネイガーを始め、「琉神マブヤー」「東北合神ミライガー」「ミライガーT1」など、多くの国内外のご当地ヒーローの企画や造形物の制作を手掛けてきた海老名さん。最盛期には年間200件を超えるステージイベントなどをこなしてきたが、コロナ禍により出演が予定されたイベントのほとんどがキャンセルされたり、進行していた企画が止められたりするなどしたため、現在、苦境に立たされる。
「ヒーローらしく子どもにメッセージを届けられるアイデアで活動支援を呼びかけられないか」と、「超神ネイガーショーが開催できない今、それでも子どもたちを笑顔にしたい! コロナ対策をしながらヒーローメッセージを伝えるアイテム開発プロジェクト」と銘打ち、これまでにヒーローの制作で培った造形や電子工作技術を生かして考案した手作りのキャラクターグッズを返礼品に、クラウドファンディングで支援を呼びかける。
返礼品として試作したのは、手指消毒向けアルコールの噴霧に使うディスペンサー用マスコット2種のほか、「息苦しい生活を強いられるコロナ禍に笑顔を届けたい」と、電動で動いたり光ったりする悪役のマスコットやネイガーの武器など。店頭などに設けるオリジナルディスペンサーのオーダーメード品も用意する。海老名さんが代表を務めるエフツーゾーン(にかほ市)のスタッフが全て手作りする。
海老名さんは「皆さんに笑顔を届けたい思いを持って、私たちができることに取り組む。ヒーローを作るときと同様、一つ一つのアイテムに魂を込めて制作するので支援いただければ」と呼びかける。
クラウドファンディングサイト「キャンプファイヤー」で、5月8日まで受け付ける。