手作り小物類などを作る女性3人のグループ展「幸 SAIWAI」が、現在、秋田県生涯学習センター(秋田市山王中島)で開かれている。
2019年からグループ展を開くのは、田中幸子(さちこ)さん、門間幸子(ゆきこ)さん、田村幸子(こうこ)さんの3人の「幸子」さん。着物などを素材にクマのぬいぐるみを作る田中さん、日常で感じたことを詩にする門間さん、トンボ玉や陶芸作品を作る田村さんの3人が、合わせて70点以上の作品を出展する。
「母の形見の着物をリメークしたいと考えていたところ、友人の門間さんに勧められたことをきっかけに手作りするようになった」と田中さん。田村さんは「制作に苦労もあるが、作品作りに集中する時間が一番の楽しみ。作品を人に見てもらえることがうれしい」と話す。
門間さんは「たまたま『幸子』という名前に縁を感じて合同展を開くようになった。60代は両親の介護などで苦労する人も多い世代だが、忙しい日常に生きがいを見つけて楽しむ私たちの活動を通じて、どなたかが、何かを始めるきっかけにしてもらえればうれしい」と話す。
開館時間は9時~17時(最終日は15時まで)。入場無料。9月26日まで(9月21日は休館)。