「秋田市文化創造館」(秋田市千秋明徳町)が3月21日、開館する。
1967(昭和42)年に建設され、秋田県立美術館として使われてきた建物。2013(平成25)年に閉館したが、秋田市がリノベーションし、新たに作品展や公演、ワークショップの会場、美術家の滞在制作の場などに使える機能を設けた。NPO法人アーツセンターあきた(新屋大川町)が運営する。
1階には、コミュニティースペース併用のカフェと物販ブース、2階と3階には、展覧会や公演の会場として利用することを想定した約500平方メートルのスタジオや、キッチン設備のある約100平方メートルのスタジオなど6つのスペースを設ける。
同NPO理事長で館長を務める美術家の藤浩志さんは「専門家だけが集まって何かをするのではなく、熱い思いを持つ市民と一緒になって、新しい文化を創造できる活動場所になれば」と期待を寄せる。
同NPO事務長の三富章恵さんは「施設オープンを前に近所を回ったところ、当美術館に思い入れの大きい方がたくさんいらっしゃることを実感した。当施設も地域の皆さんに愛される場所として展開できれば」と意欲を見せる。
営業時間は9時~21時。火曜定休。