食パン専門店「銀座に志かわ」が1月20日、秋田市八橋に県内初出店する。
2018(平成30)年9月から、銀座仁志川(東京都中央区)が90店舗を展開する高級食パン専門店。県内では、秋田中央店(秋田市八橋鯲沼町、TEL 018-823-2401)が初出店となる。
同社が販売するのは「水にこだわる高級食パン」(2斤、864円)のみ。主材料のカナダ産小麦粉やバター、生クリーム、ハチミツなど素材の風味を引き出すため、「独自開発した」というアルカリイオン水で仕込む。「パンの断面が乾くと風味が落ちる」ため、カットせずに販売することにこだわる。
同商品の風味が米の甘さと似ていることなどから、インスタグラムなどを通じて和総菜との食べ合わせを提案する同社。県内初出店らしく、秋田の郷土漬け物「いぶりがっこ」にタルタルソースと黒コショウを合わせた食べ方などを提案する。
2019(平成31)年4月に純生食パン工房「HARE/PAN(ハレパン)秋田店」(東通7)が出店したのを皮切りに、2020年6月には、高級食パン専門店「乃が美」(川元山下町)が、秋田市の出店で47都道府県全ての出店を果たすなど、高級食パンの出店が増える市内。
銀座仁志川の高橋仁志社長は「新型コロナウイルスの影響によるステイホーム期間に、家庭で高級な食パンを楽しむ需要が増えた。高級トースターの売れ行きも好調なほか、高齢者もパン食を好む傾向が見られるなど、米どころの秋田でも当社の食パンは受け入れられるのでは」と新店に期待を寄せる。
営業時間は10時~18時(売り切れ次第終了)。
現在、電話とウェブサイトで予約を受け付ける。