秋田港の変遷を撮影した写真パネル-港振興会が秋田市に贈呈

秋田港振興会が市に贈呈したパネル「秋田港の変遷」

秋田港振興会が市に贈呈したパネル「秋田港の変遷」

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 秋田港の整備促進を目的に活動する秋田港振興会(秋田市土崎港西3、TEL 018-845-5983)が今年設立50周年を迎えるのを記念して4月22日、同会はパネル「秋田港の変遷」を秋田市へ贈呈した。

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 ポートタワー・セリオン(土崎港1、TEL 018-853-3381)正面玄関右の展望タワー入口横に設置された写真パネルは、岸壁に倉庫が立ち並んでいく様子など「港の変遷」を撮影した1900年、1916年、1970年、2006年の同港の写真。2枚の絵画パネルは、秋田県立博物館が所有する江戸時代に書かれた北前型弁財船の航海安全を祈願した「船絵馬」と、約3メートル幅の「秋田風俗絵土崎港」を描いたものを使用したもの。

 秋田港の海上交通や港湾設備の充実を目的に県内の商工業者が会員となって活動している同会が、「秋田の港の記念に残せるものを」(同会の柳田さん)と秋田港のパネル目録を贈呈した除幕式では、渡邉靖彦会長が「振興会は夢とロマンだけにとらわれない新しい発想をもち、提案し続けたい。この会が少しでも秋田港の発展に貢献できれば」とあいさつした。

 秋田港は県内を流れる一級河川の雄物川河口に発展した港で、江戸時代から、秋田杉や米などの特産品の移出港として栄えた。北前船の往来による海運の隆盛のほか、文化、経済の交流も促進され、現在は、産業拠点・物流拠点としての役割に加え、定期フェリーも運航するなど、観光名所としての役割も果たしている。

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