少部数・自主流通の出版物制作講座が12月9日、川反中央ビル内「studio」(秋田市大町3)で開かれた。
都内で2005年から開く古本イベント「不忍ブックストリート」の仕掛け人で編集者の南陀楼綾繁(なんだろうあやしげ)さんを講師に招き、市内で文章講座を主催する「リバーサイド・ライティングゼミナール実行委員会」と秋田経済新聞が初めて企画した。
南陀楼さんが全国を回って集めたミニコミ誌やリトルプレスなどと呼ばれる小冊子を中心に、手作りで発行する出版物の魅力を紹介。参加した30~50代の参加者10人は小冊子を作るための知識のほか、南陀楼さんの手ほどきを受けながらページの割り付けなどについて学んだ。
参加した市内の女性は「趣味の広報誌を作りたいとの思いを抱えていたところ、具体的に考えるきっかけになった」と振り返った。