郷土工芸品「新生八橋人形」展が10月31日、ココラボラトリー(秋田市大町3、TEL 018-866-1559)で始まった。
「平成31年用年賀郵便切手」の絵柄に選ばれた十二支「亥」人形
江戸時代から約200年間、秋田市八橋(やばせ)地区で作り続けられてきた、土の素朴な風合いと温かみのある色合いが特長の「八橋人形」。2014年、最後の継承者だった道川トモさんが亡くなったが、同工芸品の保存・継承を図ることを目的に有志が「八橋人形伝承の会」を立ち上げ、「新生八橋人形」として現在も作り続ける。
2015年から例年開く同展は今年で4回目。高さ約6センチほどの小さなものから、40センチほどあるものまで、さまざまなサイズの縁起物や干支を模った人形など約70種(800円~2万2,000円)を展示販売する。
11月1日に発行される「平成31年用年賀郵便切手」の絵柄に選ばれた十二支「亥(い)」人形も数量限定で販売する。人形への「絵付け」が体験できるコーナーも設ける。
同会代表の梅津秀さんは「年賀切手の図案になった人形の人気は高い。今回は、秋田商業高校の生徒が考案した図柄を基に制作したコラボ作品『四季』も出展する。皆さんにご覧いただければ」と来場を呼び掛ける。
営業時間は11時~17時30分(最終日は17時まで)。入場無料。絵付け体験料は800円~(小学生以下は400円~)。11月4日まで。