秋田高校同窓会が現在、同校学食の運営再開へ向けた支援を呼び掛けている。
学食の委託運営会社が赤字を理由に撤退した2009年以来、学食がなくなった同高校。同窓会が昨年7月、生徒や保護者、教職員を対象にアンケート調査を行ったところ、約8割に当たる921人から「学食が必要」との回答を得た。
現在、特定業者に運営を委託する以外に、同窓会が運用主体となって専門業者やOBのボランティア協力を得る方法や、同窓会でファンドを立ち上げる方法など新たな運営方法を模索するが、いずれの方法でも厨房改修費など運営再開資金が必要なため、「学食復活プロジェクト」と銘打ち、6月上旬から寄付を呼び掛ける。
同窓会郷土創生特別委員会の佐藤裕之委員長は「『文武両道』を校訓とする母校で食事環境の貧弱な現状はあまりに寂しい。弁当を作る保護者の負担も小さくない。皆さまの力をお借りできれば」と支援を呼び掛ける。
受け付け金額は、個人=1口3,000円、法人=同2万円。目標金額は500万円。余剰が出た場合は、生徒への食事補助などに充てる。