秋田県民会館大ホール(秋田市千秋明徳町)で5月27日、同施設最後のコンサートが開かれる。
県内最多の約1800席を設けるホールを擁し、1961(昭和36)年の開設以来、国内外の有名ミュージシャンのコンサートなどにも使われてきた同施設。新文化施設の建設を同地で始めることに伴い5月に閉館する。
「ありがとう県民会館ラストコンサート」と題して開く当日、同施設の歴史をスクリーン上映するほか、男鹿海洋高校の「なまはげ太鼓」や、地元の小学生・中学生・高校生が県出身作曲家らの作品を合唱と吹奏楽で披露する。特別ゲストを招き、57年の歴史に花を添える。
秋田県芸術文化協会事務局の西村茂さんは「当施設で開くコンサートは、今回で本当の最後になる。特別ゲストの出演も予定しているので、皆さんに足を運んでもらえれば」と来場を呼び掛ける。
開演時間は13時30分(13時開場)。入場は無料だが、整理券が必要。「秋田県芸術文化協会」まで往復はがきで申し込む。締め切りは4月27日。応募多数の場合は抽選。申し込み方法はホームページで確認できる。