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秋田発スイーツ「青豆のドラジェ」が発売5年 売り上げ8倍に

「青豆のドラジェ」について話す「あきた食彩プロデュース」アドバイザーの佐々木章さん

「青豆のドラジェ」について話す「あきた食彩プロデュース」アドバイザーの佐々木章さん

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 秋田県産エダマメ(青豆)が原料のスイーツ「青豆のドラジェ」が現在、売り上げを伸ばしている。

秋田県産エダマメを使った「青豆のドラジェ」

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 白や青、ピンクなどカラフルに着色した砂糖ペーストでアーモンドなどをコーティングしたフランス菓子「ドラジェ」をアレンジした同商品。

 県産農産物のブランド化などを目指す「あきた食彩プロデュース」(秋田市中通5)と野菜スイーツ専門店「ポタジエ」(東京都目黒区)のオーナーパティシエの柿沢安耶さんが、「1粒1粒が自立していて、かわいらしく、食べたときに豆の味がすること」を開発コンセプトに、大粒で香りの良さが特長の県産エダマメ「あきた香り五葉」をベルギー産ホワイトチョコレートでコーティングした商品に仕上げ、2013年3月に発売した。

 発売当初は県外メーカーで製造していたが、2015年には設備を導入し、地元製パン会社の協力を得ながら、県内で製造する態勢を整えたほか、羽田空港など県外空港売店にも販路を拡大するなどし、発売当初、年間7000個ほどだった販売数を5年かけて6万個にまで伸ばした。

 「エダマメ本来の風味を生かせるよう収穫後すぐに瞬間冷凍・フリーズドライしたり、エダマメをチョコレートで均一に包む技術を取り入れたりするなど、製造工程の努力を重ねた」と同社アドバイザーの佐々木章さん。「あえてパッケージに秋田の文字を記載しないが、秋田新幹線の車内販売では秋田銘菓として知られるまんじゅうに並ぶ人気と聞く。女性のお客さまを中心にリピーターも多い。関西や海外にも販路を拡大できれば」と話す。

 価格は1,000円(80グラム)。

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