「旧渡邊幸四郎邸」(秋田市新屋表町)で1月28日、秋田県内を拠点に活動するバンド2組のメンバーをスピーカーに招いたトークイベントが開かれ、定員を超える約50人の来場者がトークとライブ演奏を楽しんだ。
秋田公立美術大学(新屋大川町)の岩井成昭教授のグループが、さまざまなジャンルのゲストを迎えてシリーズ展開するトークイベント「アキビプラストーク」の一環。
イベント会場などに活用される明治期の町家を会場に、ロックバンド「halos(ハロス)」のメンバー4人とレゲエバンド「英心&The Meditationalies(メディテーショナリーズ)」の英心さんをゲストに招き、「辺境音楽の逆襲~裏テーマとしての秋田」と銘打ち開いた。
地域や音楽に対するアプローチの異なる両バンド。ボーカルを務める草階亮一さんら「halos」メンバーと英心さん、進行役の岩井教授は地域性や県民性、音楽と美術などについて持論を展開。議論を重ねながら、「ローカル発だからこそ高いクオリティーの作品にこだわりたい」と意見交換を行った。
トークイベント後に行われたミニライブで両バンドは、それぞれの持ち味を生かした演奏を披露し、会場を沸かせた。