秋田市新屋ガラス工房（秋田市新屋表町、TEL 018-853-4201）で2018年1月8日、ガラス工芸のPRイベント「2018ニューイヤーフェスタ」が開かれる。

吹き棒で制作する「吹きガラス」（写真は秋田公立美術大学内施設）

　秋田公立美術大学の卒業生や若手ガラス作家の活動拠点にしながら、作品販売や吹きガラスの制作体験などができる場として7月15日、新政酒造工場跡地にオープンした同施設。木造平屋一部鉄筋コンクリート2階建てで、延べ床面積1373平方メートル。制作工房のほか、ギャラリーやカフェを備える。

　今夏、復元が難しいとされたワイングラスの制作に成功したことなどで注目を集める同大学の小牟禮尊人教授らが大型の吹きガラス作品を公開制作する。熱した吹きガラスの熱を利用してポップコーンを作ったり、子ども向け吹きガラス体験会を開いたりするなど、ガラス工房ならではのイベントを企画した。

　先着で工房オリジナルの「おはじき」を進呈するほか、工房で制作したグラスで甘酒などを振る舞う。施設内ショップで福袋を5個限定で販売する。同地区にある栗田支援学校（新屋栗田町）の生徒の作品展も開く。

　同工房の担当者は「吹き棒を使い風船のように膨らませたガラス容器にトウモロコシの種を入れることで、ポップコーンができる様は見ても楽しい。干支（えと）に合わせて秋田犬のガラス作品を公開制作する。皆さんに足を運んでもらえれば」と来場を呼び掛ける。

　開催時間は10時～15時。入場無料。