秋田在住の陶芸家・成田昌平さんによる食器展が、食器店「暮らしの器ミケ」(秋田市山王中島町、TEL 018-862-8516)で開催されている。
30代前半の成田さんは、農繁期は稲作農作業が中心、12月~3月までの農閑期に陶芸中心の生活を送る「半農半陶」の陶芸家。「陶芸作品に農業からの直接的な影響はない」(成田さん)が、「農業で一番大切なのは『自然』で、その意識は陶芸にも表れているかもしれない」とも。
「あえて稚拙でシンプルな形で、持ちやすい、使いやすい器」(成田さん)を追求しているというモダンなデザインと素朴な風合いが持ち味の作品群は、薄く均一に焼き上げられ、取っ手に小さな突起を付けるなど手に持ちやすい工夫が施され、「焼き物の固定観念にとらわれない、見て楽しい器」とのコンセプトから、淡い青や黄色などに着色された色使いにも特徴がある。
作品点数は、食器類を中心に約130点。価格帯は、1,500円の「ぐい飲み」から15,000円の花瓶まで。
営業時間は10時~19時。展示は今月17日まで。成田さんの作品は、秋田メードの工芸品専門通販サイト「あきたクラフト生活・クラフル」でも販売している。
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