アトリオン音楽事業部(秋田市中通2、TEL 018-836-7803)は、「アトリオン音楽ホール」に設置された巨大パイプオルガンを使った「オルガン奏者養成講座」の受講生を募集している。
パイプオルガンの演奏の知識と技術の習得を目的とする同講座は、ホールのシンボルでもある「アルフレッド・ケルン社」製の巨大なパイプオルガンを使用し、ホール専属オルガニストの香取智子さんによる月1回のレッスンのほか、東京芸術大学講師の椎名雄一郎さんを招いた特別講座も行う。
1989年に始めた同講座は、1994年には上級コース、2007年にはフォローアップコースも開講し、これまでに初級171人、上級55人、フォローアップコースを13人が受講している。中学生以上から受講できるため、受講者は主婦や学生、教師など幅広い。「東京や神奈川からレッスン来る人もいる」(同事業部)という。
同事業部プロデューサーの藤原崇世さんは「修了後はアトリオンのコンサートをはじめ、県内外のオルガンコンサートに出演するなど活躍されている方も多い。パイプオルガンの演奏に必要な知識と技術を学んでいただき、この講座で身に付けたオルガンの技術を生かして自分たちのコンサートなども開催してもらえれば」と話している。
開講期間は、初級・上級コース=2年間。フォローアップコース=1年間。受講料は50,000円(1年)。受講希望の申し込みは3月31日まで。4月20日に受講希望者のオーディションを行う。
講座に使用する「アルフレッド・ケルン社」製のパイプオルガンは、高さ11メートル、幅18メートル、奥行3メートル、パイプ数3,072本という巨大なもので、東北では仙台市内にも設置されている。
アトリオン音楽ホール大人のためのパイプオルガン講座-巨大オルガンの魅力を紹介。(秋田経済新聞)秋田でピアノフェスティバル-「スタンウェイ」など6台を6人が演奏(秋田経済新聞)