秋田県立美術館(秋田市中通1、TEL 018-853-8686)で現在、企画展「平野政吉の夢」が開かれている。
画家・藤田嗣治が制作した壁画「秋田の行事」の完成から80年と、藤田と親交が深かった秋田市の資産家・平野政吉のコレクション公開から50年を記念した同展。
旧秋田県立美術館の建設に際して、平野が具体的な指示を出した書簡や、藤田との交流を物語る資料類、写真など63点を展示する。
同館学芸員の原田久美子さんは「平野が美術館建設を提案して県立美術館として実現するまでの軌跡と歴史をあらためて感じていただける展示内容。藤田との交流や平野の藤田へ寄せた思いも感じていただけるのでは」と来場を呼び掛ける。
開館時間は10時~18時(入館は17時30分まで)。入場料は310円(学生は210円、高校生以下無料)。7月6日まで。
5月20日と6月17日には、学芸員によるギャラリートークを行う。開催時間は14時~14時30分。関連イベントとして、美術館教室「米蔵の照度体験ナイトミュージアム」「秋田の行事の商人町・外町を歩く」の開催も予定する。