デザインスペース「ル・エタージュ」(秋田市山王5、TEL 018-866-3890)で現在、春をテーマに企画展が開かれている。
2014年、後継者がないまま唯一制作を続けてきた職人が亡くなった粘土人形「八橋(やばせ)人形」。人形の魅力を残せないかと、小西由紀子さんら有志が現在も存続へ向けて取り組む。同展では、小西さんが制作した土鈴(1,800円~)や日本画の掛け軸(6,000円~)、ポストカード(150円~)など約75点を展示販売する。
「土鈴ならではの素朴さや、色彩の美しさが魅力。和と洋が融合した絵柄もかわいい」と作品を購入した来店者。
小西さんは「和紙の製造から岩絵の具の調合まで全ての工程で人の『手』作業にこだわっている。手作りならではのぬくもりや、素朴な魅了を感じてほしい。手作業で生まれる、一つ一つ違った土鈴や土人形の絵の表情にも注目してもらえれば」と来店を呼び掛ける。
営業時間は11時~19時(日曜は18時まで)。今月19日まで。