秋田市にぎわい交流館AU(秋田市中通1)で9月3日、市民主導型の音楽祭主催団体グループ「市民が作る音楽祭ネットワーク」の会合が開かれた。
同グループは、まちなかが舞台のライブ演奏を通じ、交流人口増を図るなど地域活性化へつなげることなどを目的に、全国各地の地元有志らが運営する音楽祭主催9団体が、昨秋、情報交換を目的に立ち上げた。
この日、仙台市や横須賀市、浜松市などの代表者や音響メーカー関係者ら17人が参加。同日開催の「アキタミュージックフェスティバル」に合わせ、「地域コミュニティーと音楽」などについて話し合った。
今年で26年目を数える「定禅寺ストリートジャズフェスティバル in 仙台」の運営に携わる佐々木和夫さんは、市民からの寄付や企業協賛を中心にイベントが支えられていることなど、仙台市の事例を紹介。開催規模の拡大に伴い、年々増加する警備費などのねん出に苦労するエピソードには、大きくうなずく参加者の姿も見られるなど意見が交わされた。
会合では、ヤマハミュージックジャパン(東京都港区)の関係者が、商店街などの設置に向けて開発を進める強い指向性が特長の看板型スピーカーのデモンストレーションも行い、参加者の関心を集めていた。
次回会合は首都圏で予定する。