![「秋田城跡歴史資料館」に設けられた赤外線カメラ体験コーナー](https://images.keizai.biz/akita_keizai/headline/1460954928_photo.jpg)
秋田城跡などからの出土品の調査結果を展示・紹介する「秋田城跡歴史資料館」(秋田市寺内焼山9、TEL 018-845-1837)が4月16日、秋田城跡に開館した。
秋田城が高清水岡(たかしみずのおか)であったことを証明した「天平の井戸」や領民の氏名や年齢が記された「漆紙文書(うるしがみもんじょ)」の実物など360点を解説パネルとともに展示する。
発掘された紙片や木板に赤外線を当てることで肉眼では見えない文字を読み取ることができる「赤外線カメラコーナー」や、床下から発掘された非鉄製の甲をそのまま床下に展示した「兵士の仕事」コーナーなど、「驚きと発見」をテーマに展示方法に趣向を凝らした。
同館の伊藤武士さんは「秋田城は奈良時代から平安時代にかけての地方官庁では最北にある大規模な城柵。なぜ秋田に城柵が置かれたのか、そこでどのようなことが行われていたのかなど、調査で分かったことを体験いただける展示内容。当館で秋田の歴史に興味を持ってもらえれば」と話す。
開館時間は9時~16時30分。入館料は200円(高校生以下無料)。年間観覧券は300円。