秋田県出身の木版画家・池田修三の代表作を「生花」で再現する「花のプロフィール・プロジェクト」が現在、秋田県立美術館(秋田市中通1)前で開かれている。
生前、美術館で作品展を開いたことがなかった池田修三の展覧会を祝おうと、同美術館で開催中の作品展「センチメンタルの青い旗」の一環として企画した。
縦横4メートルほどのスペースに生花をディスプレーし、頭に数多くの花をまとった女性の横顔を描いた代表作「花のプロフィール」を再現する。これまでに東京や新潟など県内外のファンから50点以上の生花が寄せられた。
県が発行するフリー誌「のんびり」の特集記事をきっかけに、大規模な展覧会が大阪市で開かれたり、東京都渋谷区内の商業ビルに巨大屋外展示が行われたりするなど、2004年の没後、再評価の機運が高まる池田修三の木版画作品。これまでで最大規模となる200点以上の作品をそろえて開く同展には、開催5日で5000人以上が来場した。
「花束、鉢植え、一輪など花の種類や大きさは問わない。郵送でも受け付けるので全国の皆さんに参加いただければ」と同展担当の田宮慎さん。
持参・郵送で受け付ける。受付時間は10時~17時。10月26日まで。