秋田と岩手の食品メーカー2社がコラボ開発した「納豆食(なっとく)せん」が7月10日、発売された。
「おはよう納豆」ブランドで納豆を製造販売するヤマダフーズ(美郷町)と「巖手屋」ブランドで南部せんべいを製造する小松製菓(岩手県)がコラボ開発した同商品。
これまでにも南部せんべいに乾燥納豆をトッピングした商品はあったが、「全く新しい斬新な商品を」と発想を転換。細かく砕いたゴマ入り南部せんべいとフリーズドライしたひき割り納豆に青のりなどを加え、しょうゆ風味の水あめで結着させた直径7センチ、厚さ2.5センチほどの「かき揚げ」のような菓子に仕上げた。
当日、秋田市内で開かれた記者発表会で、「東北の歴史ある食品のコラボ商品として開発した。これからも既成概念を打ち破る商品を開発・展開していくことができれば」と小松製菓の小松豊専務。ヤマダフーズの山田伸祐社長は「秋田は納豆発祥の地との説もあるなど独特の納豆文化が発達している。納豆が苦手というお客さまにも召し上がってもらえるのでは」と新商品に期待を寄せる。
価格は1個入り=120円、2個入り=230円、土産用パッケージ(6個入り)=500円(以上、税別)。小松製菓の子会社「巖手屋」で直販するほか、JR東日本の駅売店、秋田・岩手・青森のスーパーや道の駅などで販売する。