
観光振興事業などを手掛ける会社「せん」(秋田市大町4)が現在、「舞妓(まいこ)」として働く見習い生を募集している。
昭和初期、秋田市の歓楽街「川反(かわばた)」に170人以上いた「川反芸者」。10年ほど前に最後の1人とされた芸者が廃業したことを知った市内在住の水野千夏さんが、「会える秋田美人として復活させられないか」と事業化を検討。新たに「秋田舞妓」と名付け、川反の料亭や地元企業の協力を得ながら4月上旬、同社を立ち上げた。
募集するのは高卒資格を持つ18歳以上の女性10人程度。県出身者を優先するが出身地を問わない。3~4カ月の見習い期間後、3~5人を正社員として採用する。8月の「竿燈まつり」会場などでお披露目後、宴席や観光PRイベントなどで「秋田舞妓」として活動する。
水野社長は「芸を見せることだけが目的ではない。未経験でも地元の魅力を県内外へ伝えたいという意欲のある皆さんと一緒に働くことができれば」と応募を呼び掛ける。
応募要項はホームページで確認できる。