秋田協同印刷（秋田市八橋南2）は12月1日、県内で発行される刊行物や情報誌などに限定した電子書籍化・閲覧サービス「アキタイーブックス」を始めた。

　電子書籍ポータルサイト「Japan ebooks」のシステムを活用し、県内の観光案内冊子や自治体広報誌などを電子書籍化して掲載、パソコンやスマートフォンなどを使い無料で閲覧することができる仕組み。11月から試験運用を行い、スマートフォン向けアプリのダウンロード体制も整ったことから、本格運用を始めた。

　秋田県庁ほか県内13の自治体と掲載契約を結び、現在は300冊ほどが閲覧できる。今後、利用者の要望も取り入れながら、掲載冊子数を増やす予定。

　同社の熊岡雅也さんは「冊子の掲載だけではなく、オリジナルコンテンツの掲載も予定する。見て楽しむことができるサイト運営を目指しながら、地域のPRにつなげられれば」と話す。