大仙市出身のガラス作家・越中(えっちゅう)真知子さんの作品展「宙吹きガラス展」が12月16日~18日、アートスペース・ココラボラトリー(秋田市大町3)で開かれる。
中空で吹き上げて制作するガラス工芸の技法「宙吹きガラス」作家の一人者として知られる越中真知子さん。30年ほど前、東京の美術短大を卒業後に当時としては珍しい女性ガラス作家を志し、町のガラス工場で技術を習得。2001年に猿江ガラス(東京都江東区)を立ち上げた。
透明で流れるような造形が特徴の越中さんの作品は現在、世界各国の3つ星レストランでも使われるなど高い評価を受ける。同展では、グラスや皿など日常使い向けの食器類のほか、花器や照明器具など約200点を展示する。
「越中さんの作品は地道に技術を磨いた職人ならではのもの。ガラスとしての美しさがあるだけではなく、使いやすさも特徴」と同展を主催する小西由紀子さん。「女性ガラス職人として一人者となった越中さんの作品を地元の皆さんにもご覧いただければ」と来場を呼び掛ける。
開催時間は11時~19時(最終日は17時まで)。入場無料。