秋田市の総社神社(川尻総社町)で11月までの第1・第3土曜、地元産の野菜などを販売する「川尻朝市」が開かれている。
「多くの商店が閉店するなどして衰退が目立つ川尻地区を盛り上げながら、買い物の不便を解消したい」と2003年から開かれる同朝市。川尻地区町内会連合会が後援する。
9月17日に開かれた朝市では、野菜や果物などの農産物のほか、餅などの米加工品を販売する約10店が参道の両側に並び、多くの買い物客でにぎわった。第1土曜は境内に買い物客同士のコミュニケーションが目的の「ふれあいサロン」も設ける。同地区から訪れた女性は「近所で買い物ができてありがたい」と話す。
朝市を運営する「川尻朝市会」の渡辺正宏会長は「毎回、朝市を待つお客さんで人だかりができるほど好評。開始30分くらいで売り切れてしまう店もある」とし、「地元の皆さんの間ではコミュニケーションも生まれている。新しい地域のつながりの場になれるよう続けていきたい」と話す。
開催時間は9時30分~11時。問い合わせは同会(TEL 018-866-2188)まで。