地元企業や団体のPRを通じて東日本大震災支援を行うウェブサイト「Smile. from AKITA Project」が4月上旬、開設された。
秋田出身で東京在住のグラフィックデザイナー青山清祐さんが「震災支援グッズの制作を依頼された」ことをきっかけに、「同様の取り組みを一覧紹介することで支援の大きな力になるのではないか」と、同郷の友人の阿部聡さんら4人に声を掛けて企画した。
当初、チャリティー向けTシャツなど6件ほどの紹介から始めたが、秋田で震災支援などに取り組む企業などに呼び掛け、現在では、酒造メーカーや比内地鶏加工食品メーカーのほか、観光ホテルや地元サッカーチームなど趣旨に賛同する企業や団体は28件にまで増えた。
「ボランティアや募金活動も大切だが、被災地支援を継続するためには経済活動が伴うことも必要」と青山さん。「地元経済の活性につなげることで、東北各地の継続的な復興支援の一助になれば」と話す。
5月上旬からは、同サイトの「山形版」の運営も予定する同プロジェクト。青山さんは「被害の少なかった隣県にも活動の輪を広げていければ」と意欲を見せる。
現在、サイトに掲載する商品やサービスも募集する。詳細はホームページで確認できる。