秋田市のココラボラトリー(秋田市大町3)で3月20日、ブックイベント「東北ブックコンテナ meets AKITA 一箱古本市」が開かれた。
一箱古本市は、出店者がそれぞれみかん箱サイズの箱に古本を用意して販売するフリーマーケット形式のイベント。開催当日、会場では出店者がそれぞれ持ち寄った古本を並べ、物色する客との会話を楽しみながら古本を販売した。
イベントを企画したのは、セレクト書店「書籍販売まど枠」(同)店主の伊藤幹子さん。盛岡・会津・仙台・秋田を回るブックイベント「東北ブックコンテナ」の今夏の開催を目指し、各地の担当者と準備を進めてきた。東日本大震災により日程などの影響を受けることになったが、「取り組みをやめたくない」と、開催2日前にツイッターを通じて参加者を募集。8組の出店者が集まったことから開催を決めた。
会場内には東日本大震災被災者への義援金と救援物資の受け付けスペースも設け、この日だけで8万円を超える義援金や物資が寄せられた。
伊藤さんは「急きょ開催となったが、多くの人が集まってくれて良かった。これをきっかけに、次のブックイベントにつなげていきたい」と話す。