一般参加型の写真展「“PHOTO IS” 10,000人の写真展 in 秋田」が1月14日、アートスペース「ココラボラトリー」(秋田市大町3、TEL 018-866-1559)で始まった。
「大切な誰かに想いを伝える」をコンセプトに、1万人以上が写真作品を応募する日本最大級の参加型写真展として富士フイルム(本社=東京都港区)が企画する同展。当初、秋田で展示会を開く予定はなかったが、地元関係者の強い要望などから特別に企画された。秋田県内から応募した約100人の127点を展示する。
家族やペット、地元の風物などを撮影した写真に撮影者がメッセージを添えるスタイルで展示する同展。同社で東北エリアを担当する筒井広己さんは「写真は誰に何を伝えるかというメッセージでもある。寄せられた作品やメッセージには心を動かされるものも多い」と話す。「若年者層の写真離れが進む中で、女性を中心に若い世代の応募も目立った。デジタルカメラで撮影した写真をパソコンのモニター画面で見ることも増えたが、写真の素晴らしさは現像することでわかることも多いほか、友人や家族とのコミュニケーションづくりのきっかけにもなるのでは」とも。
同展に初めて応募したという秋田市在住の男性は「趣味で風景を撮影しているが、写真にメッセージを付けるのが難しかった。皆さんの作品に付けられたメッセージに感動した」と話す。
営業時間は11時~19時(最終日は17時まで)。入場無料。今月16日まで。