ロシアのプーチン大統領へ贈られる秋田犬の寄贈式が7月23日、県庁で行われた。
プーチン大統領が愛犬家と知った佐竹敬久知事が4月、東日本大震災で受けた支援の礼も兼ね、国の天然記念物「秋田犬」の寄贈を外務省に打診。先月中旬に開かれた首相との会談で、大統領がこれを快諾したことから寄贈が決まった。
寄贈するのは、今年4月24日に生まれた赤毛のメス。秋田犬保存会(大館市)に所属する同市在住の男性から県が譲り受けた。
既に、外務省を通じてロシア政府から「大統領自身が『ゆめ』と命名した」との連絡も。「夢」はロシア語では「мечта(メチタ)」だが、日本語の「ゆめ」のまま呼ばれる。
「ゆめ」は今月26日、秋田犬会館(大館市)で出発式を行った後、秋田空港を出発、27日に成田空港を経由してモスクワへ向かう。