秋田木育プロジェクト(秋田市将軍野南2、TEL 018-880-5145)は現在、秋田杉の集成材を使ったパズルのようなインテリア玩具の開発を進めている。
幾何学模様を作るパズルとして遊ぶことができる秋田杉製のフローリング型玩具
同商品を企画したのは、木製玩具の企画・販売などを手掛ける「ワークス・ギルド・ジャパン」(同)と3DCGなどの映像制作を手掛ける「フォチューナ」(仁井田新田1)。「温もりのある木製の玩具は、木などの自然から学ぶ子どもの『木育』にも有効なのでは」と、両社で「秋田木育プロジェクト」も結成した。
現在、開発を進めているのは、秋田杉の集成材で制作した一辺15センチ、厚さ2センチほどの四角形や三角形のピース81枚を組み合わせた1.2メートル四辺のフローリング型玩具。3色で構成したピースの組み合わせを変えることで、パズルとして遊んだり、幾何学模様のデザインを変えたりすることがきる。
同プロジェクトでプロダクトデザインを担当する大野英憲さんは「単なる子ども向け玩具ではなく、デザインには大人のエッセンスを込めた。子どもが口に入れてしまうことを想定して自然塗料を使うなどのクオリティーにもこだわりたい」と意気込む。
キャラクターデザインを手掛ける八木澤栄治さんは「木製のピースを触りながら、パズルとして遊ぶことで親子のコミュニケーションにも役立つと思う。盤面にキャラクターをプリントするなどして、大人も子どもも楽しめる製品に仕上げられれば」とも。
今後、首都圏で開催のインテリアショーなどへ出展し、年内の発売を目指す。