秋田市のコンテンツ制作会社が手掛けた3DCGの映像作品「なまはげワールド」が、地元デザイナーを中心に注目を集めている。
同作品を制作したのは、映像や3DCGなどデジタルコンテンツを手掛ける「フォチューナ」(秋田市仁井田新田1、TEL 018-839-0808)。
「なまはげをモチーフにしながら、『古き良き日本』をイメージした世界観を3DCG作品として構築できないか」(同社社長の八木澤栄治さん)と、昨年8月から同社スタッフ3人と検討を重ね、これまでに制作したショートムービー7本を紹介するサイトを3月に開設した。
「構想当初は社外の知人に話しても関心が薄くて悲しかったが(笑)、サイトを開設してからは徐々に反響も出てきた」と八木澤さん。当初は3カ月ほどかかっていたという作品の制作も、現在では2週間ほどで仕上げるという。
八木澤さんは「なまはげをモチーフにしているが、秋田のご当地キャラという意識はなく、世界中の皆さんに楽しんでもらえるような作品を目指したい」とし、「地元では3DCGの技術を活用できる機会は多くないが、先端の3DCG技術を扱うクリエーティブ集団として活動の場を広げられれば」と意気込む。
7月以降、首都圏の大型展示会などでPR活動を本格化させる。