国際教養大学(秋田市雄和)を今春卒業した学生のグループ「国際教養大学留学記の会」は3月21日、留学体験記「世界が教科書」を出版した。
同大学を今春卒業した稲田ひかりさんが2008年、「留学の体験を1冊の本にまとめよう」と同大学の学生に呼び掛け、メンバー約30人で結成した同会。同書には、アメリカやイギリス、中国やメキシコなどに留学した同会メンバー8人の手記や学生50人に実施したアンケートなどを掲載し、1,200部を自費出版した。
「これから留学を志す皆さんに役立ててもらえればうれしい」と香港大学の留学体験をつづった稲田さん。同じく香港に留学した湯本尋康さんは「留学先の授業についていくことができず挫折感も味わったが、その後、アフリカ縦断旅行を乗り越える糧になった」とも。
B5判、252ページ。非売品だが、JR秋田駅前の「まちの駅」(中通2)などに置くほか、同会ブログで個別の問い合わせも受け付ける。