「日本地ビール資料館」館長、秋田の地ビール醸造所を訪問

日本地ビール資料館」館長の山本さん(左)と秋田市大町のビール醸造所「あくら」醸造長の長谷川さん

日本地ビール資料館」館長の山本さん(左)と秋田市大町のビール醸造所「あくら」醸造長の長谷川さん

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 地ビールファンで「日本地ビール資料館」(福井県)館長の山本祐輔さんが2月19日、地ビール醸造所「あくら」(秋田市大町1)を訪れ、地元の地ビールファンや同社醸造長と交流を深めた。

秋田市大町のビール醸造所「あくら」

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 「旅行好き」をきっかけに、10数年ほど前から全国の地ビール醸造所などを飲み歩くようになった山本さん。これまでに約1,000ブランド、約5,000スタイルの地ビールを飲みほした。各地で飲んだビール瓶を記念に持ち帰るうち、「自宅に保管できないほど集まった」(山本さん)ことから、2003年11月、福井の地ビールメーカーの協力を得て、約5,000点のビール瓶や缶を展示する「日本地ビール資料館」も開設した。

 「奇抜なアイデアに頼るのではなく、レシピが確立されたスタイルのビールに工夫も加えながら真面目に作る醸造所が、東北や日本海側に多い」と山本さん。「中でも『あくら』の醸造長は研究熱心で、『桜酵母』を使った同社のビールは、日本食に合うやさしい味」とも。

 最盛期には、全国に約330カ所あった醸造所も現在は220社ほど。山本さんは「地ビール業界の歴史はまだ10数年と浅いため、各醸造所にビールへの熱い思いを持った創設メンバーが残っている。最近は地方でもビールイベントが増えてきたが、東京志向だけではなく、地方で地ビールの普及に力を注ぐことも大切」とし、「これまで全国の地ビール関係者にお世話になってきた。各地のビールイベントにボランティア参加するなど、皆さんに恩返しをしたい」と話す。

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