秋田市で社会活動などに取り組む武内伸文さんが主宰する環境問題などについて会話を楽しむ飲み会「グリーンドリンクス」が2月19日の開催で30回を数えた。
ロンドンやニューヨークなど欧米各国で開催される同名イベントを「イギリス留学中に体験して刺激を受けた」という武内さん。「秋田でも開いたら楽しいのでは」と2007年5月、初めて開催した。
「口と耳だけではなく、足を使って多くの参加者と積極的に交流を持つこと」と「会話はポジティブな内容のみ」をモットーに、市内の飲食店を中心に会場を変えながら毎月開催。これまでの参加者数は延べ500人を超えた。
30回目の会場は「ビアカフェ・あくら」(大町1)。当日は、地元会社員や公務員、自営業者などさまざまな職種の男女約20人が参加し、「仙台が『杜(もり)の都』なら、まち中に緑が多い秋田は『緑の都』をアピールしたい」「魅力的な食材が多い秋田で、スローフードへの関心を高めることはできないか」など、ビール片手に会話を弾ませた。
武内さんは「2年半にわたって続けることができたのも皆さんのおかげ」とし、「毎回、誰よりわたしが一番楽しんでいるが(笑)、これからも皆さんと環境や身近な社会のことをテーマに気軽に語り合える場でありたい」と話す。
次回開催は3月中旬を予定。