JR東日本は2月2日、秋田新幹線用の新型車両「E6系」の仕様を公開した。
2012年末に時速300キロ、2013年末には時速320キロで営業運転の開始を予定する東北新幹線用車両(E5系)と併結する「秋田新幹線の」新型車両。E5系に導入したロングノーズタイプ先頭形状など「走行性能の向上」や全車両にフルアクティブサスペンションを採用するなど「快適性の向上」のほか、在来線区間を走行するための急曲線などに対応する走行性能の向上も図った。電動車いすに対応した大型洋式トイレや非常通話装置を設置するなど、バリアフリー設備や防犯設備も充実させた。
「飛雲(ひうん)ホワイト」と名付けられた車体カラーの上部には、なまはげやリンゴ、秋田の夏祭り「竿燈(かんとう)祭り」をイメージした「茜色(あかねいろ)」を、車体中央には「アローシルバー」の色帯を、それぞれあしらった。
先頭車両に従来の車両(E3系)の2倍以上長い13メートルの先頭形状を採用したことから、現在の座席数338席は、1両増やし7両編成に変更することで確保する。
量産先行車は7月に落成予定。