秋田市を拠点に活動する「劇団プロデュースチーム・ウィルパワー」は2010年1月~2月、創設15周年を記念した作品「クエーク クリップ クリック(完結版)」を秋田市と仙台市で上演する。秋田経済新聞などが後援。
「クエーク クリップ クリック(完結版)」を告知するフライヤー
阪神淡路大震災で被災して仙台に移住した女性と秋田で建築に携わる男性の人間模様を描いた同作品。震災10年目の2005年に秋田で初演したオリジナル作品をもとに、同劇団15周年を記念して脚本を加筆修正し、「人が生きる目的」「亡き者の思いを生きた者がつなぐ使命」などをテーマに演劇を通じて検証する。
劇団代表の加賀屋淳之介さんは「修正した脚本では、人は命のある限り生きていかなければならないとのメッセージを強く込めた」と話す。「当劇団としては初めての県外公演を演劇活動が盛んな劇都・仙台でも行う。わたしたちの公演が演劇の交流や東北の演劇活性化の一助になれば」とも。
上演は、1月16日・17日=せんだい演劇工房10-BOX(仙台市若林区)、2月21日=秋田県生涯学習センター分館・ジョイナス(千秋明徳町)で行う。
入場料は1,500円。
問い合わせは同劇団(TEL 090-4554-8006)まで。