秋田市在住のデザイナーの飼い猫「ニャジロウ」をモデルにしたイラストが、各所で人気になっている。
秋田市在住のやなぎはらともみさんが、8年ほど前、地元の動物病院で保護していた捨て猫を譲ってもらったという8歳のオス猫「ニャジロウ」。イラストレーターでもあるやなぎはらさんが2007年、ニャジロウをモデルにしたイラストを描いたところ、知人に「ご当地の猫キャラを作ったら」とアドバイスを受けたことをきっかけに、ニャジロウがヒーローに変身するという設定の「にゃまはげ仮面ニャッパゲ」を考案。その後、クレーンゲーム用ぬいぐるみや秋田土産グッズなどに商品化される人気キャラになった。
昨年秋からは、美郷町の飲食店のイメージキャラにされたほか、男鹿市の水族館キャラにも登場。秋田のご当地レスラー「大町マン」の応援キャラ「大町ニャン」などバリエーションも増えた。今秋には、赤い羽根共同募金の地元サポートや、猫ファンつながりのプロレスラー「ザ・グレート・サスケ」さんの飼い猫のキャラクター化も予定するなど、引く手あまたに。
「ニャジロウは気持ちの優しい猫。甘えん坊で、愛嬌(あいきょう)もある。実在のニャジロウが持つ素直さが、イラストに出ているかもしれない」と愛猫への愛情を隠さないやなぎはらさん。「わたしがニャジロウと一緒に暮らして感じる癒やしを、皆さんにもイラストを通じて伝えられば」と話す。
現在、ソニー・デジタルエンタテインメント(東京都中央区)が運営する携帯電話向けコンテンツで、ニャジロウがナビゲートする「戦国検定・ニャッパゲ侍とチャレンジ!」も配信している。