スターバックスコーヒージャパン(本社=東京都渋谷区)は12月17日、秋田大学医学部附属病院(秋田市本道1)内ロビーに新店を出店した。
同店が2005年から始めた病院内への出店は、全国で24店舗目、東北では福島県立医大病院(福島市)に次いで2店舗目となる。調達課の間杉課長は「以前の喫茶店は、病院地下で営業する古いタイプの喫茶店だったが、新店は皆さんに好評いただいている」と話す。
同病院の喫茶室は、これまで関連財団が直営していたが、院内の全面禁煙で利用客が減少したことなどを受け、2004年に閉店。その後、患者や医師、職員からの喫茶スペースを要望する声も多く寄せられたことなどから、「条件に合うコーヒーショップを選定」(総務課の小澤課長)し、1階正面玄関横のロビーへの同店出店が決まった。
店舗面積は約35平方メートルで、レジカウンターのほか、20席のテーブルスペースも用意。メニューは、コーヒーやパン類など一般の店舗と同じだが、一般店舗では未記載のカロリーやアレルギー表示をメニューシートに記載したほか、「車いすのお客様のためにレジカウンターを一般の店舗より低く設置した」(同社マーケティング部の坪内さん)など、院内店舗ならではの工夫も施した。
坪内さんは「以前は大きなフォーマットでの出店がメーンだったが、店舗の小型化の流れもある。今後も条件が整えば、病院内での新規出店を展開したい」と話す。
営業時間は7時~20時(日曜・祝日=9時~19時)。