
「あきた まちのえき 夏」が7月19日、秋田駅併設の商業ビル「アルス」地下に期間限定でオープンした。
「あきた まちのえき 夏」の出店者が提供する自家製シロップのかき氷
東京芸術大学とJR東日本が、アートを軸に地域の活性を図る事業の一環として、同施設に「まちのえき」を開設するのは1月に続いて2回目。「つくる・みせる・あそぶ」をコンセプトに、アート作品の展示や手作り雑貨類の販売、カフェ運営などを複合的に展開する。秋田ステーションビルが共催し、秋田経済新聞などが後援する。
今回は、秋田県内で活動するアーティストや職人、料理人、起業家、学生など計27組が出店。アート作品や木工製品、オリジナルアクセサリーなどの展示販売を行う。「夏休みの課題や自由研究に活用してらえるのでは」と、回収した海洋プラスチックごみが材料のアクセサリー類を販売する小田原美幸さん。
木の端材やプラスチックなどを再利用して作品を作るワークショップ「かえるラボ」や、不要な玩具をポイント交換する「かえっこ」、工作スペースなど、夏休みに合わせて、子どもや親子向けの無料プログラムを多く用意する。
ワークショップを考案した美術家の藤浩志さんは「ものをつくる人が集まり、立ち寄ってクリエーティブな体験を楽しめる拠点が街なかにあることは大切。秋田は面白いな、自分も何か作ってみたいな、と思う子どもが増えれば」と期待を込める。
営業時間は10時~18時(出店日時は出店者により異なる、「かえっこ」は、金曜・土曜・日曜・祝日の14時~17時)。8月9日に出店内容を入れ替える。火曜定休(8月5日を除く)。入場無料。8月24日まで。