幕張メッセ(千葉市)で3月7日~10日に開かれた食品・飲料専門展示会「FOODEX JAPAN 2017」会場で行われた「ご当地お菓子グランプリ」の審査結果が同14日に発表され、秋田市内の製菓会社が春季限定で製造販売する「桜咲く さくらゼリー」が最高賞を受賞した。
イベント会場に来場者したバイヤーなど飲食の専門家約1400人が、全国の菓子44品を対象に行った審査の結果、最高賞のほか、「ビジュアル」「味の評価」「購買欲」の3部門の賞も受賞したのは、「菓子舗 榮太楼」(秋田市高陽幸町)が13年ほど前から製造・販売する、サクラリキュールなどが原料の淡いピンク色のゼリー。
半円形の容器の中で咲く「国産桜花の塩漬け」の美しさなどから、中国など海外でも人気が広がり、期間限定商品ながら、昨年だけで25万個を販売するヒット商品として注目を集める。
同社の小国輝也社長は「秋田の代表として評価いただいた思い。中国の皆さんの『爆買い』もあるなど、年々、販売数も伸びている。生産・販売体制を整えながら、地元のお客さまにも応援してもらえるような商品に育てられれば」と受賞の喜びを語る。
価格は250円。同社直営店のほか、秋田空港や秋田駅ビル内売店、首都圏デパートなどで販売する。