秋田大学・手形キャンパス（秋田市手形学園町）で6月18日、スマートフォンアプリの開発勉強会「東北Tech道場・秋田道場」が始まる。

　東日本大震災をきっかけに、技術者支援を通じた復興を目的に宮城県石巻市で始まった同プロジェクト。これまでに岩手や福島、青森など9会場で開かれている。開発者の育成や技術力向上を目的に、秋田大学大学院1年の柳谷昂希さんが企画し、秋田でも初めて開く。

　ウォーターセル（新潟県）でアプリ開発に携わる中川幸哉さんを講師に迎えるほか、地元の技術者も指導に加わり、アンドロイド端末向けアプリの開発の基礎を学ぶ。

　今後、月1・2回ペースで開き、受講者はアプリストアで成果物の公開を目指す。柳谷さんは「秋田にもアプリ開発のコミュニティーなどはあるが、実際に手を動かしながら学べる勉強会は少ない。100人の技術者を生み出すことが目標」と意気込む。

　開催時間は14時～18時。参加無料。経験を問わず誰でも参加できるが、事前にパソコンの開発環境を整える必要がある。