震災復興を祈念する「東北六魂祭」の秋田市開催を5月30日・31日に控え、市内会場で準備が進められている。

　2011年から東北6県持ち回りで開く同イベントは今年で5回目。東北6県の夏祭り、「秋田竿燈（かんとう）まつり」「青森ねぶた祭」「盛岡さんさ踊り」「山形花笠（はながさ）まつり」「仙台七夕まつり」「福島わらじまつり」が一堂に会し、約1350人が「山王大通り」の1.2キロを2時間ほどかけてパレードする。

　当日、JR秋田駅前から山王エリアにかけて大幅な交通規制が行われる中、20万人以上の来場者が見込まれることや、東北各県の物産展や郷土芸能ステージ、ブルーインパルスの飛行など関連イベントが「八橋運動公園」、「エリアなかいち・にぎわい広場」（中通1）、「大町イベント広場」（大町2）などを会場に多彩に繰り広げられることから、SNSで情報共有を呼び掛ける地元有志も。

　五城目町在住の高濱里美さんが立ち上げたフェイスブック内のページには、物産展の出品者や地元住民らからイベント内容や準備が進められる市内の様子などが写真やメッセージで寄せられている。「参加者や来場者から生の声を聞くことができる場として投稿ページを設けた。皆さんで情報を共有しながら楽しく盛り上がれれば」と高濱さん。

　パレードの開催時間は、30日＝16時30分～19時20分、31日＝12時30分～14時45分。