10月以降本格化するスケルトン競技シーズンを前に、秋田市出身で同市在住のスケルトン選手・笹原友希さんへの支援の輪が広がりを見せている。
競技用「ネイガー」ヘルメットを着用したスケルトン選手の笹原友希さん
日本代表としてソチオリンピックに出場するなど世界を舞台に活躍し、市内に居を構えながら1年の半分ほどを海外遠征に費やす笹原さん。地元にこだわりながら競技を続ける笹原さんを応援しようと、8月には地元有志が発起人となり後援会も発足した。
今シーズンの競技で笹原さんがかぶるヘルメットのデザインは、秋田のご当地ヒーロー「超神ネイガー」。ご当地ヒーロープロデューサーの海老名保さんが、「少しでも頑張る若者の力になれれば」と笹原さんの競技用ヘルメットに「ネイガー」を描いた。
「地元を世界に発信したい思いは海老名さんとも通じる。特別に描いてもらったヘルメットを世界中の人に見てもらえれば」と笹原さん。「県内に専用コースはないが、足りないものは工夫で補えばいい。競技を通じて地元でもできることを皆さんに伝えられれば」と意気込みを見せる。