今年秋田で開催された「秋田わか杉国体・大会」のマスコットキャラクターとして親しまれた「スギッチ」が、今後「秋田県マスコット」として活動することが決まり、11月30日、寺田典城秋田県知事より辞令の交付を受けた。
「スギッチ」には県職員としての身分証も交付され、寺田知事は「これまで秋田にマスコットキャラクターはいなかったが、国体で大活躍してくれたスギッチを認定できて良かった」と今後の活躍に期待を寄せた。
「スギッチ」の役割は「秋田県と県政の広報活動を行うこと」「県民の元気を応援すること」の2点(県情報公開センター)で、明日から2日間、JR大宮駅で開催する「心もあったまる冬の秋田路観光展」でのPR活動や年末のテレビ番組への出演などがすでに決まっているほか、公立病院の入院患者への慰問活動などの依頼もあるという。
これまで「スギッチ」のイラストなどについては、国体の応援を趣旨として無償で使用することができたが、秋田わか杉国体実行委員会などから県に著作権が譲渡されたことを受け、12月1日以降の使用には県への申請または届出が必要になるほか、来年4月以降は商品への有償使用も可能となる。
今年開催された秋田国体のマスコットキャラクターとして2004年に公募作品の中から県民投票で選ばれた「スギッチ」は、2006年にはテレビ東京の娯楽番組「TVチャンピオン・ゆるキャラ日本一決定戦」で「ゆるキャラ日本一」にも認定された秋田発の人気キャラクター。
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